謹賀新年 平成12年 元旦
 
   地球国家、サイバー首都を中心にした新資本主義への挑戦が、
   ミレニアム元年である2000年の課題。

   日本村に在って、まだバブル経済への郷愁や負の遺産への悔恨に
   囚われている一塊の人達がいる中で、
   変革を日常に身に着けた多くのニュー・アバン・ギャルドが
   闊歩し始めていることに気付かれたか。
   勝者への強烈な熱望と敗残者への底知れぬ恐怖が、
   冷酷さをむき出しにした市場競争原理の中で渦巻く。
   その最終ステージが静かに深く進行し収斂に向っているようだ。

   各セクターとそれらを超えるルール破壊の
   M&Aで生まれるメガ・プレーヤーは、
   地球国家の経済と産業を支える骨格を形成し、
   新国家を支える個人は変革に嬉々として立ち向かっている。
   次の千年紀(ミレニアム)は、
   人類の歴史の中で空前の発展と繁栄を謳歌する時代として、
   31世紀の遥か遠くの子孫は振り返ることになると確信できる。
   2000年はその意味でも、千年の「計」にあたる記念すべき年だ。

   日本村に住む我々は、
   大西洋とサイバー空間から押し寄せてくる新資本主義の受容と、
   それと乖離を起こしつつある人間性復活を
   同時に実現する挑戦をし続けなければならない。
   従来の「ムラ社会」には逃げ込むことができず、
   而して、平和で安心できる開かれた「日本村」を
   創造するのが現世代の使命なのではないか。

   徹底した経済効率とテクノロジー発展の追求と、
   伝統的人間性と自然回帰との調和は、
   実は日本人のDNAこそが最も得意とする分野ではないだろうか。
   希望を込めて。
             ウィルキャピタルマネジメント株式会社
                     代表取締役 古我知史