謹賀新年 平成13年 元旦 新世紀を迎え、「自由なる精神」と「力への意志」を 世の中にあまねく提唱したい。 今こそニーチェと対話する。 彼が意味するところ、「有機体」は絶えずその状態を超え出て、 自己を形態化し、組織化する。 この「自己形成」力を「力への意志」(Will zur Macht)と呼ぶ。 力への意志は、 最も弱い者へは「自由」、 中間の者へは「公正」、 最も強い者へは「愛」と なって現れるべきだ。はたして現実はどうか? 「自己形成」化は、常に複雑なものを単純化する働きであり、 この結果生じるのが「パースペクティブ」である。 人間はこのパースペクティブを 世の中のモノ・事を支配しようとするための手段として利用する。 しかしいかなるパースペクティブも究極的で絶対的なものではない。 言葉や記号によって一義的なパースペクティブで解釈された世界は、 もっぱら「仮象」である。 人間はパースペクティブを用いて世界を支配し、 世界は必然的に仮象の性格を有する。 「自由なる精神」は、 一旦創造された或るパースペクティブ支配の世界を常に克服して、 その都度の「今」に適切な世界パースペクティブを 創造していく思惟である。 「自由なる精神・力への意志」がもたらす自己凌駕による 革新的パースペクティブの登場を願ってやまない。 人間そして、世界=地球、は有機体である。
ウィルキャピタルマネジメント株式会社
代表取締役 古我知史