謹賀新年 平成18年 元旦
 
   近代から継承された科学的理性は、
   客観性を押し上げ主役とし、
   主観性は疎外され脇役となった。
   客観性は、単一の信条やイデオロギーに狂奔しがちな
   人類の危機を回避するのに大いに役立ったが、
   解体したイデオロギーを再構築する新時代の推進力には成り得ない。
   むしろ客観性は、個人の主観的挑戦を牽制し、社会の転換的成長を停滞させる。
  
  
   時代の推進力をどこに予定するのが自然であろうか?
   新たな普遍主義か?カリスマ的リーダーの出現か?
   現代資本主義は、新世紀の地球の普遍主義を担えるであろうか?
   唯一神論的カリスマの登場が、社会の成長を約束し得るだろうか?
   答えは、おそらくどちらにも無い。しかも、どちらも非寛容である。
   
 
   人間の想像力と職人的技術による普遍主義と
   汎神論的自然回帰が、新時代の推進力になる・・・これが私の仮説だ。
   これらはしかも寛容である。
  
   
   現代資本主義は、人間の想像力と職人的技術という
   無形の資本が中心となり、所有できない資本主義へと変化する。
   唯一の絶対性や形式的体系の完全性は否定される。
   天地いたるところに神が存在するかのような
   自己組織化する多様な場の生命力が、
   社会の成長原動力となるに違いない。
   
   
   そして主役の座を復権する主観性が其処此処に生まれ、
   多くの新たな挑戦が自然発生することになるだろう。
   全員自主参加型の「祭り」の復活である。
                ウィルキャピタルマネジメント株式会社
                        代表取締役 古我知史