謹賀新年 平成20年 元旦
 
 
  『力への意志』と『自由なる精神』を標榜して10年が経った。


  自己凌駕し続ける革新的なパースペクティブの登場を熱く思い、
  それはきっと、多様な「主観」が互いにコミュニケーションをする
  「生命の場」にこそ育まれるのだ、との確信に至った。
  やはり個々の人間は自分に能動的に関わり続けなければならない。


  けして絶対的な存在に、自身の運命を預けたり、また、
  理想や夢に耽り、それにダブらせてはならない。
  しかし信心や夢想の深さや拡がりは、人間の「思惟」だ。
  思惟のリスクは、自分の存在を希薄化させることであるから、
  思惟する自分の行動に関わることで、人間は無限の自由を獲得する。
  有限と永遠、必然性と可能性を統合するのは、自身の「行動」なのだ。


  『アンガージュマン』である。「状況」への参画行動だ。
  人間は自由意志で将来に向って自身をある状況に投じる。
  それは不確実な「賭け」に違いない。状況が自身を拘束することもある。
  その時は、『デガージュマン』だ。
  状況からの離脱、自己解放である。
  そしてまたアンガージュマンに駆り立てる自分がそこに、確かに存在する。


  不断の賭けこそが人生である。
  そのような人生こそが、主観を磨き上げるのだ。 
                ウィルキャピタルマネジメント株式会社
                        代表取締役 古我知史